「アヤラランド」は、1834年創業の財閥企業「アヤラコーポレーション」のグループ企業であり、グループの中心的役割を果たす会社である。
母体である「アヤラコーポレーション」は、フィリピン最大手の銀行「BPI」、フィリピン第2位の通信会社「グローブテレコム(Globe Telecom)」、水道供給の公共機関「マニラウォーター(Manila Water)」、自動車販売「Volkswagen、Honda、Isuzu」などを傘下企業に持ち、フィリピン証券取引所時価総額トップ5のうち3つがアヤラコーポレーションの傘下企業という巨大コングロマリッド企業である。また2012年の Finance Asia のレポートによると「」アヤラコーポレーション はコーポレートガバナンス、CSR がフィリピンで最も優れており、最も良くマネージメントされた会社であると評価されています。

この「アヤラコーポレーション」の中核企業である「アヤラランド」は、ターゲット層に合わせた5つの会社で構成され、富裕層向けの高級コンドミニアムを手がける「アヤラランド プレミア(Ayala Land Premier)」、アッパーミドル層をターゲットにした4つのブランド内最大の収益を生み出す「アルベオ(Alveo)」、ミドル層をターゲットにした「アビダ(Avida)」、それよりも下の価格帯をカバーする「アマイア(Amaia)」、そして新設された「ベラビタ(Bella vita)」を展開し、この5社がフィリピン随一といっていい圧倒的なブランドを作り出している。

アヤラランドの特徴は、その高い都市開発能力である。フィリピン経済の中心地であり、近代マニラの象徴的都市である「マカティ」のCBD(中心ビジネス地区)は、アヤラランドの代表的都市開発地域であり、ハイエンド向け大型ショッピングモールの「グリーンベルト」やミドル向け大型ショッピングモールの「グロリエッタ」などは、どのツアーガイドでも紹介されるほど知名度は高く、緑との調和と洗練されたデザインは近代フィリピンを象徴するようであり、アヤラランドの都市開発力の高さを表している。
またもうひとつの代表的な都市開発プロジェクトと言えば、現在マカティを抜いてフィリピン地価上昇率ナンバー1を誇る、空軍基地の跡地を利用した大型開発プロジェクト「ボニファシオ・グローバルシティ」がある。
ここは基地跡地を1から開発できたとあって、アヤラランドの実力がよく示されている地域であるが、大使館や有名インターナショナルスクール、大企業に高級ショッピングモール、世界的な5つ星ホテルや大型総合病院、更にロールスロイスやランボルギーニなどのディーラーも店舗を構えるなど、未来のフィリピンの発展を強く予感させるような近代都市がそこには広がっている。
またアヤラランドは、三菱商事と20年に渡るパートナーシップを築いているが、昨年「アルベオ」と「三菱商事」の初めての合同プロジェクトを発表し、2018年の完成を予定している。

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