他の多くのデベロッパーが様々なグループ企業を運営するコングロマリッド企業であるのに対し、「センチュリープロパティーズ」は、不動産開発、管理の専門業者です。元中国大使のホセ・アントニオ氏が1983年に創業し、フィリピン証券市場に上場を果たした。オフィスビルディングやコンドミニアム、ゴルフ場開発や病院なども手がけており、過去には、パシフィックスタービルディング、リビエラゴルフ&カントリークラブ、アジアンホスピタル・メディカルスイーツなど40以上の大型プロジェクトを完成させてきました。
「センチュリープロパティーズ」の特徴は、他のデベロッパーが顧客層に合わせ、複数のブランドを展開しているのに対し、彼らは富裕層向けの物件を集中的に開発しているということです。また他のデベロッパーと違い、彼らは不動産開発、管理の専門業者だということも大きな特徴です。
近年の開発では、ファッションブランド「ベルサーチ」のインテリア会社「ベルサーチホーム」とのコラボレーションプロジェクトやイタリアのアパレルメーカー「ミッソーニ」とのコラボレーションプロジェクト、セレブの代名詞「パリス・ヒルトン」をアメニティエリアのデザイナーに起用した大型プロジェクト、更に「アルマーニ」とコラボしたハイエンド向けプロジェクトなどの開発を行なっている。また世界の不動産王「ドナルド・トランプ」のパートナー企業に選ばれ、東南アジア初めての「トランプタワー」の開発に携わるなどオリジナリティーあふれる開発を特徴としている。
「トランプタワー」とともに前述の最高級コンドミニアムタワー、ベルサーチデザインの「MIRANO(ミラノ)」や「アルマーニ」とのコラボプロジェクト「Spire(スパイアー)」などが並び立つマカティ地区の大型都市開発地区「センチュリーシティー」は、センチュリープロパティーズの代表的な都市開発地区となり、例えるならば六本木ヒルズのようなハイエンドな都市開発エリアとなるだろう。