メガワールド社は、昨年(2013年)デベロッパーとして売上フィリピンNo.1の座を初めて掴んだ、中間層向けコンドミニアムを得意とするデベロッパーである。
母体企業は、財閥企業「アライアンス・グローバル・グループ」で、中国移民のアンドリュー・タン氏が会長兼CEOを務めている。
この「アライアンス・グローバル・グループ」は、メガワールドの他に傘下企業として、フィリピン最大のブランデー生産会社(ブランド名はEmperador:エンペラドール)、皆さんよくご存知の「マクドナルド」(フィリピンマクドナルドの49%の株を保有)、フィリピン最大のホテル・リゾート運営会社トラベラーズ・インターナショナル・ホテル・グループ、観光・リゾート地域開発会社フィル・エステイト・ランドなどがあり、巨大なグループ企業群を作り出している。
「アライアンス・グローバル・グループ」の中核企業である「メガワールド」は、1986年に設立され、フィリピン証券市場に上場している企業である。
「メガワールド」の特徴は、100ヘクタール規模の超大型都市開発やリゾート開発、更に近年は、カジノ・エンターテイメントを組み込んだ都市開発を積極的に行なっており、現在彼らは、国家プロジェクトとしてマニラ湾沿岸の埋立地に世界最大級の規模の複合リゾート施設の建設を3つの財閥とエリアを分けあい行なっているが、東京ディズニーランドの2倍強の広大な敷地に、カジノ、高級ホテル、シアター、富裕層向けレジデンス、最新コンベンションセンターなどが建設される予定となっており、2018年完成までにはマニラ観光の大きな牽引役を果たすエリアとなることが予想される。
またこれまでに220以上の都市開発を行なっており、実績も申し分なく、フィリピン不動産開発業者で初めてISO9001を取得している。また近年はマーケットの拡大を積極的に進め、世界各国で販売を進めているのも特徴のひとつである。